気温が上がり、日差しを感じる日が続くと、さっぱりしたものが食べたくなりますよね。生野菜や酢の物などが、より美味しく感じられる季節です。
毎晩何品も作るのは大変なので、多めに作って2,3日食べることが多い我が家ですが、その時ちょっと気になるのが作り置きが水っぽくなってしまうこと……。汁気を除けば済む話ではありますが、あまり気分がいいものではありません。
そこで最近、こんな手を打つようになりました!
吸水力抜群の食材・チアシード
以前【ポン酢に粘度をもたせるために、スーパーフードのチアシードを活用している】という記事を書きました。
今回の「汁気対策」も、使うのは同じくチアシード。チアシードは、水に浸けることで10倍に膨らむという面白い性質を持っています。詳しくは上の記事もご覧くださいね^^
この性質を利用するために「保存容器の底にチアシードを敷き、そこに残ったおかずを入れる」とこんな感じに。
チアシードの量は、かなり適当です。食材によって出てくる水分量も違うでしょうし、適正量を予想するのはちょっと難しいかも……。
そして翌日以降、食べる前に容器の底に溜まっているチアシードジェルを、さっくり全体に混ぜ合わせます。ここで思いっきり混ぜてしまうと、また新たに汁気が出てきてしまうので、天地返し程度にとどめるのがベターです。
出来上がったチアシードジェル入りの酢の物は、こんな感じ。きゅうりとワカメと春雨を使った定番のおかずに、チアシードが入ることで新たな食感が加わり、ついでに栄養価もアップ!!
白ごまも使っているので一見わかりづらいですが、白ごまよりやや小さく茶色っぽいのがチアシードです。
今回は小鉢一杯分くらいの酢の物に、小さじ1弱のチアシードを仕込みました。水分はしっかりチアシードに吸収され、容器を傾けても液体がまったく流れてこないレベル。水分が流れないということは、お弁当のおかずにもぴったり!!
超個人的な記憶ですが、昔母が作ってくれたお弁当にはちょこちょこ酢の物が入っていましてね。それ自体は美味しいのですが、汁気が移って、他のおかずまで酸っぱくなっていたのは残念だったなぁ……。チアシードをうまく使えば、そんな事態も避けられますね。
チアシードが多ければ全体的にゼリー寄せのようになり、少なければ多少水分が残る。チアシード自体にほとんど味はありませんので、使う量はあまり気にせず、感覚でいっちゃいましょう^^
ちなみに酢の物には、富士酢の「すし酢」がお気に入り。既に甘みがあるので、これさえあれば酢の物や即席甘酢漬けがすぐに作れます。
どんな味のおかずにチアシードが使えるか
これはもう完全に主観ですが、
- 醤油や酢、ポン酢などあっさり味のもの
- 葉野菜・果菜・生の根菜がベースになっているもの
だと、チアシードジェルのぷちぷちした食感がマッチしやすいように思います。ポテトサラダのような根菜ホクホク系、しっかり味の煮物などにはちょっと合わなさそう……(笑)。
煮汁のリユースは、チアシードではなくおからや高野豆腐に任せるのがおすすめです!
……この記事を書いてるうちに、チアシードジェルがたっぷり入っためんつゆで、素麺をすすりたくなってきました(笑)。しっかり吸水してジェルになるまでは最低でも1時間ほどはかかるので、めんつゆに浸したチアシードジェルを作り置きしておくと良さそうだな〜〜。
この夏は、チアシードジェルのぷちぷちつるん!とした食感を、たくさん楽しみたいと思います^^
[tm1]