私は結構何にでもポン酢を掛ける「ポン酢好き」です。夫がソースやドレッシングを使う場面でも、私はポン酢派。今は種類もとても多いのでお店で選ぶのも楽しいですし、自家製で自分好みにするのもいいですよね。
私がポン酢に限らず、酢全般お世話になっているのが飯尾醸造さんの富士酢シリーズ。大阪のスーパーで手に入りやすいものは谷町ぽんずかな。
でもいちポン酢好きとしてひとつ悩ましいのが「食材に味が絡みにくい」こと。ほとんど油分がないので、すぐに器の底に溜まり料理が水っぽくなりがちです。ちょっと良いお店にいくと、おひたしなどにゼラチンで固めた「ポン酢ジュレ」がちょこんと乗っていたりもしますよね。
そこまでするのも面倒だし、簡単にドレッシングのような粘度を出せないかなぁと思ったときに浮かんだのが、抜群の保水力を持つスーパーフード「チアシード」でした。
チアシードとは
最近はスーパーにコーナーができるほど浸透しているスーパーフード(なんかギャグっぽくてやだな……)。雑穀系、ドライフルーツ系と様々な種類があるなかで、この「チアシード」は割とメジャーな方かもしれません。
シソ科サルビア属のチアという植物の種で、これと水さえあれば生きていけると言われるほどたくさんの栄養素が含まれています。
このチアシード、そのままだと小粒のゴマのような見た目ですが、たっぷりの水にひと晩つけておくと10倍ほどにふくれあがります。それをヨーグルトやスムージーに混ぜれば満腹感も得られるし栄養も摂れる!ダイエットに最適!!と、ハリウッドセレブやモデルが愛用しているそうなのですが、残念ながら私はそういう使い方に全然興味がわきません(笑)。
私の主目的はこの「水分を閉じ込めてジェル状になる」というチアシードの性質。栄養素は摂れたらラッキーくらいの感覚です。
ちなみにバジルシードにもチアシードと同じくジェル状になる性質があります。この二つを比較してみました!というページがあったので、参考までに貼っておきます。私は……チアシードでいいかな(笑)。
チアシードポン酢ジェルの作り方
作り方といっても、チアシードをポン酢にひと晩浸しておくというだけのこと。ただポン酢の種類によっては、100%ポン酢でジェルを作ると口に入れた時にちょっと味がキツい(濃い)と感じる場合もあります。糖分が少なく、醤油っけの強いポン酢を使うときは、ポン酢2:水1程度に少し薄めた方がバランスが良くなることも。好みもあるので、まずはチアシード小さじ1にポン酢50ccくらいの少量で作ってみるのがオススメです。
このポン酢ジェル、冷蔵庫で保存しておけば一ヶ月くらいは全然味も変わりません(私は数ヶ月忘れてたこともあります……でも食べた!笑)なのでドレッシングボトルに直接チアシードとポン酢を入れて、100cc分のジェルを一度に作って常備しています。
チアシードポン酢ジェルの使い方
使い方はもうポン酢好きならいくらでも思いつくはず! ジェルにすることで水っぽくならないというのは思った以上に快適です。グリーンサラダはこのポン酢ジェルを和えるだけ。
他のおかずとのバランスで、ちょっとコクが欲しい時はひとさじのエゴマオイルや好みのオリーブオイルを足したりもします。冷奴や和風ハンバーグなどとの相性も抜群。ゴマのようなぷちぷちした食感がアクセントにもなりますしね♪
ちなみにひとさじ(hitosaji)は夫が故郷・飛騨高山で運営している株式会社ひとさじのブランドです。チアシードとエゴマオイルの共通点は「オメガ3(α-リノレン酸)が豊富」なこと! チアシードポン酢ジェルとエゴマオイルはとても好きな組み合わせです^^
チアシードジェルの可能性
スーパーフードって話題性で飛びついて買ってはみたものの、習慣にして継続的に取り入れるまでが難しいですよね。私がこの使い方を話したら「これで家に眠ってるチアシードが使えます!」と喜ぶ人も多いです。笑
私が単にポン酢好きなので今回「ポン酢ジェル」推しで紹介しましたが、チアシードジェルにはもっと沢山の可能性が眠っていると思います。めんつゆやだし醤油でジェルを作ってもいいし、デザート用にジュースやシロップを使ってもいい。そのまま置いておくと水っぽくなってしまうおかずに「吸水要員」として混ぜ込んでもいい。
▼【追記】チアシードをうまく使えば、おかずの汁気対策になります!
チアシードジェルの楽しい使い方、私もまだまだ模索していきますよ〜!