「人から信頼される文章」を書きたい方のための処方箋

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「どうやったら文章って上手くなりますか?」 時々そんなことを聞かれるのですが、 文章の書き方をちゃんと学んだことがない私は、その質問にお答えするのが難しい。ひたすら感性と経験だけで突っ走って来たので、 「◯◯に困ったら、××してみるといいよ」という一問一答形式ならまだしも、「いい文章を書くためには……」と全体像を体系立てて話そうとすると、うまい表現が見つからないんですよね。

そんな時「そうだ、この本から学んでみよう!」と手にとったのが、 京都のコピーライター前田めぐるさんの著書「ソーシャルメディアで伝わる文章術」でした。私自身もとても参考になりましたし、 何人かの方にオススメもしてきました。発信術系の講座で文章について説明する時、 表現を本からお借りしたこともあります。

著者・前田めぐるさんとのご縁

めぐるさんと私は、共通の知人である仙台の忠海佐知さんを介して出会い、その後二度もトークイベントで共に登壇させていただくという不思議なご縁に恵まれました。「ほどよい敬語」という人気ブログを運営し、言葉のプロであるめぐるさんの文章は、ご本人同様とても品があって優しく、 静かな意志が感じられます。

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この写真は、今年の1月に開催された株式会社オヤノミカタさん主催のトークイベントのもの。左が私で、右が前田めぐるさん。この時のテーマは「強いフリーランスの条件」。人生の大先輩でもあるめぐるさんと一緒にお話しさせていただくのは、とても貴重で光栄なことでした^^

このイベントの最後にめぐるさんが「以前出した文章術の本が文庫としてリニューアルします。中身は同じなんですけれどね……」とおっしゃっていて。あ、あの本が生まれ変わるんだな!と思っていたところ、ありがたいことにご献本のお申し出をいただきました。

文庫版にリニューアルされた《SNS文章術》

めぐるさんから届いた新刊「この一冊で面白いほど人が集まるSNS文章術」と、手元の前著と何気なく比べてみたところ「え、これほんとにリニューアル??」と思うほど、各章タイトルや事例紹介が全然違っていて、びっくり……。

あとからご本人に伺ったところ、「実はかなり手を加えて、新本に近い内容になっている」とのこと。特に日々変化するSNS事情がきちんと反映されているのは、読者にとってはありがたいですね。

  • ネガティブな投稿は「ほめて諭す」コメントで良い方向に導く
  • 失敗談を「失敗ナレッジ(シェアしたい役立つ知恵)」に変える書き方
  • 楽しく続けるためのSNS疲れ対策
  • この「3秒でつかむ書き出し」で、続きが読みたくなる
  • 「売り込み」より「信頼される」文章が成果を上げる

トピックスを少し書き出してみると、こんな感じ。私がこの本を読んでいて思い出したのは、今年の始めにアメブロで書いた「Facebookは狩場から農場になった」という記事のことでした。

結果的に多くの方にお読みいただいたこの記事のなかで、私は狩猟民族と農耕民族という比喩を使っているのですが、めぐるさんの文章術はまさに「農耕民族向け」。

「タイトルに入れるとクリック率があがるキーワード」とか、そういう狩猟民族的な一過性の効果を狙った手法ではなく、じっくり時間をかけてソーシャルメディア上で信頼関係を育みたい人にぴったりな、懐の深い「文章の処方箋集」なんです。

そうそう、つい先週Facebookでこの本を紹介したところ、早速林紗妃さんがこの本を読み、こんなコメントを寄せてくださいました^^

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いやーーー自分がおすすめしたものを、こんな風に喜んでもらえるって、本っ当に嬉しいですね!!

紗妃さんが一緒に買われたのは、めぐるさんのひとつ前の本「前田さん、主婦の私もフリーランスになれますか?」。こちらの本も、個人で働く方・働いてみたい方にはおすすめ。

なにせフリーランス歴28年のめぐるさんの著書! 流行り廃りではない、普遍的で実務に即した考え方が、幅広く身につく一冊なのです。

炎上騒ぎとか、キラキラマウンティングとか、心穏やかではない側面も持つソーシャルメディア。でも、めぐるさんのように優しく誠実な文章を書く人が少しでも増えたら、 この世界はもっと住み心地が良く楽しいものになるはず……!

前向きで心豊かな発信を続けていきたい方は、是非この本で、めぐるさんの柔らかな文章術に触れてみてくださいね^^

▼ライティングと言えば、今月初めにウェブメディアmilieuの編集長・しおたんこと塩谷舞さんのWEBライティング講座に参加しました。noteの感想記事に、しおたん直伝ノウハウのリンク集もありますのでこちらも併せてどうぞ!

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この記事を書いた橘花(kikka)ってこんな人