フォトグラファーおすすめの《ハイテク自撮り》の機材と小技集♪

このブログを始めてから、顔を出す・出さないを問わず「自分で自分を撮る」機会がとても増えました。

それまで自撮りといえば《スマホのインカメラを使い》《手持ち》で撮ることがほとんどでしたが、このブログでは基本的にミラーレス一眼以上の機種で撮ったクオリティの高い写真を使うことをマイルールにしています(時々スマホ写真も混ざりますが^^)。

 

しかも顔が写ればそれでいいというわけではなく、記事によっては《服装を見せるための全身写真》や、《両手を使った作業中の写真》なんかが必要になることもあって。

撮ってくれる人がいれば簡単に解決することでも、私のブログ執筆時間は平日昼間のおひとりさまタイム。自然光での撮影が好きなこともあり、モデルと撮影を一人でこなすことが前提です。元々フォトグラファーなので、一人で完結できた方が細かい部分でこだわれますしね(笑)。

 

一見難しそうなハイクオリティで自由度の高い自撮りをどう工夫して撮るか?について、この一年弱で培った経験を元に解説してみたいと思います!

ハイテク自撮りに欠かせない機材4選!

まず機材として、私が頻繁に使っているのが以下の4点。残念ながら紹介している商品は全て廃番なので、リンクでは後継品や近似商品をご紹介しています。

  1. ミラーレス一眼(SONY NEX-5T)
  2. スマートフォン(iPhone 7)
  3. 自撮り棒(My Armor Gopro MA-CH070)
  4. 三脚(Velbon Sherpa 435)

 

これらの組み合わせで、かなり自由度の高い撮影が出来るのですが、2のスマホと4の三脚については基本的にお手持ちのものでOK、そんなにこだわりはありません。

機能面で選ぶポイントがあるのは、1のミラーレス一眼と3の自撮り棒です。

あると便利なミラーレス一眼のおすすめ機能

《ハイテク自撮りを撮る》ことを目的としたとき、私的に欠かせない機能は2つ。

  1. カメラ本体にwifiが搭載されており、スマホからカメラを操作できる《リモート撮影》機能があること
  2. 180度回転する《自撮り対応液晶》があること

まず1の《リモート撮影》機能、これがめちゃくちゃ重要。私のミラーレスはもう5年近く前の機種で、当時はこの機能がまだ珍しかったのですが、今はもう各社標準装備のようですね^^

カメラを離れたところに置きつつ、手元のスマホアプリでピント合わせ・露出補正・ホワイトバランスなどを設定してシャッターを切れるので、撮影の自由度がものすごく高くなります。

このリモート撮影機能を使って撮ったのがこちらの写真。これ、バースデーカードを読んでる風ですが、実はスマホをカードで隠してるんです(笑)。

wifi搭載ということはリモート撮影だけでなく、SDカードを抜き差しすることなくスマホに画像転送ができるので、ブロガー的にはそれも嬉しいポイント♪

 

そして2の《自撮り対応液晶》ですが、これはカメラを手持ちして自撮りする時にはもちろんのこと、自撮り棒や三脚を使って撮影するときにも、構図の確認にかなり役立ちます。手持ちの自撮りに限って言えば、1の《リモート撮影》機能を使わなくても自撮り液晶(+ セルフタイマー)だけで撮れることも。

自撮り以外でも、真俯瞰(真上からの撮影)や超ローアングル・ハイアングル撮影など、そのままでは液晶が覗き込みにくいシーンで、液晶の角度が変えられるのは、とても便利です^^

 

自撮り棒のおすすめ機能

購入時の予想以上に役立っているのがこの自撮り棒。ちなみに私の自撮り棒としてはこれが3代目、それまでは《スマホとBluetoothで接続可能なこと》を基準に選んでいましたが、今回は卓上三脚として使えることがマストだったためBluetoothは諦めました。

注:2020年4月の時点で、私が使っている機種は廃番になっていたので、近似商品を探してリンクで紹介しています。実際に購入して使用したわけではないことをご了承ください。


Facebookでのライブ配信、SkypeやZoomを使ったオンラインミーティングなどでスマホを使いたいとき、卓上三脚があるととてもスマート。普通の三脚だと、脚が開きすぎて邪魔なんですよね……。

この自撮り棒だと脚の開きが小さく机の上でも場所をとらないうえ、写真のように3つのパーツに分かれてコンパクトになるので更に使い勝手がいい!!

三脚パーツを取り外せば一脚や自撮り棒になるし、スマホ用のアダプタを取り外せば、先端の雄ネジを利用してミラーレスの取り付けも可能です。※それほど強度はないので、デジタル一眼レフや重い望遠レンズの使用には向きません!

キュッとひねればワンタッチで85センチまで伸びるので、手持ちでは全員映り込めない家族全員の集合写真なんかは、この自撮り棒 + ミラーレスの自撮り液晶で撮ることが多いです。


ただし長く伸ばせば伸ばすほど、カメラをブレずに支えるのは難しくなります。セルフタイマーではなくスマホアプリでシャッターを切ろうと思うと、片手で支えなければならないので一人では厳しい!! なので我が家の場合、夫に自撮り棒を持ってもらい、私がスマホでシャッターを切るという分業制になりがちです(笑)。

もっと人数が多いときや、背景を大きく入れたいときは下端に三脚パーツを取り付けてカメラを自立させ、スマホでシャッターを切るという方法もあります。全長85センチですが、この卓上三脚と標準ズームレンズだけでこれくらいの集合写真も難なく撮れますよ^^

コンパクトでありながら、自立可能な卓上三脚としても使える自撮り棒、これはもう自撮ラー(笑)には必須アイテムじゃないかなと思うくらいの活躍ぶりです。

私が使っている自撮り棒に近く、ほぼ同じ使い方が出来るであろう商品がこちら。選んだポイントは
・スマホでもミラーレス一眼でも取付可能なこと
・三脚部の取り外しが可能で、棒の下端に雌ネジが切ってあること
の2点。Amazonと楽天で近似商品が違ったので、リンク先の商品も異なります。

応用ハイテク自撮り:全身写真編

ここまでに紹介したミラーレス一眼と自撮り棒、更にスマホと三脚がもうひとつあれば、組み合わせ次第で様々なシチュエーションでの撮影が可能です。

まずは全身写真編として、先日撮影したばかりのセルフマタニティフォトの場合。リモート撮影機能はとても便利ですが、最終的に《スマホをどう写さないようにするか》にちょっと工夫が必要です。

この写真の撮影時は《三脚に固定したミラーレスのレンズを自分に向け、視線の先に卓上三脚に固定したスマホを置いて撮影》しています


首の角度や視線の向きなど、何度も微調整をしたいセルフポートレート。カメラ目線であれば自撮り液晶での確認もできますが、そうでない写真の場合、撮る瞬間はどうしても勘に頼りがち……。

 

モデル経験なんてない私のような人ならなおのこと、出来るだけ最終的な構図に近い状態をスマホで確認しながらシャッターを切りたいわけです。なので視線を向ける先にスマホを自撮り棒で自立させておき、最後は10秒セルフタイマーでシャッターを押す。

そして撮った画像をすぐにスマホで確認し、もうちょっと右向いた方がいいな……なんてのを微調整しつつ再度撮影する、の繰り返しですね。

 

今まで色々試したなかで、これが一番撮り直し少なく、納得のいく写真が撮れるまでが早かったです!

応用ハイテク自撮り:手元撮影編

これは料理やハンドメイドなど、手元を写真や動画で撮りたい人向けの方法。出来るだけ作業者の目線に近い位置から撮影すると自然な仕上がりになりますが、自分が両手で作業をしながら撮るのって、なかなか難しい……。

これまで何度かそういう場面に遭遇した時に役立ったのが、自撮り棒を三脚の延伸アームとして使う方法。三脚パーツを外した自撮り棒の下端には雌ネジが切ってあるので、それをもうひとつの三脚の雄ネジに接続するとこんな感じ。


写真ではスマホを装着していますが、もちろんミラーレスでもOK。ただしその際は、三脚とカメラの重量バランスを考えないと非常にコケやすいので要注意!!

 

この状態で自分の肩越しにミラーレスを設置し、セルフタイマーや連写モードを駆使して撮ったのがこちらの写真。


一見なんてことのない写真なのですが、ひとりで自作自演しようと思うと実は色々工夫がいるんですよ……!という裏話でもありますね(笑)。

おすすめ機材の紹介、おさらい♪

ミラーレス一眼に関しては《wifi搭載であること》と《自撮り液晶があること》がおすすめポイントですが、今市場に出回っているもののほとんどは、どちらの機能もあるんじゃないかな……。

なので選択肢はたくさんありますが、ハイテク自撮り関係なく個人的にミラーレスはSONYがおすすめ(理由はたくさんあるので、また別の機会に……)。私が持っているNEX-5Tはもう廃番ですが、後継機種はα6000シリーズ。エントリーモデルなので、リーズナブルです^^

自撮り棒の近似商品がこちら。選んだポイントは
・スマホでもミラーレス一眼でも取付可能なこと
・三脚部の取り外しが可能で、棒の下端に雌ネジが切ってあること
の2点。Amazonと楽天で近似商品が違ったので、リンク先の商品も異なります。この手の商品は中国や韓国の謎のメーカー製のものが多く、新陳代謝もとっても早い......。

三脚も10年くらい前に買ったので、同じものはもうありませんが後継品はこれですね。私は仕事用にもうひとつ三脚を持ってますが、そちらは屋外撮影や建築撮影など大掛かりな撮影用。室内の撮影なら、軽くて扱いやすいこの三脚で十分事足ります。

 

あと、リモート撮影や画像転送などしていると、スマホもミラーレスも電池の消耗がとても早いので、モバイルバッテリーが手元にあると安心。SONY NEX-5Tは充電しながらの撮影はできませんが、このバッテリーは急速充電してくれるので回復が早いです。

 

ACプラグ付きなので、ケーブルさえあれば、1口コンセントから給電しつつ、スマホとミラーレスを両方同時に充電できるスグレモノです♪

おわりに

ここに書いたのは、ただフォトグラファーとして仕事をしていた頃には求められなかったことばかり。フォトグラファーの多くは、あくまで撮る側であって撮られる側ではないから(笑)。

数年前に《自撮りブーム》が来たとき、「フォトグラファーなんだし、自撮りの撮り方も教えてよ!」なんてよく言われたものですが、当時の私にお金をいただいて伝えられることなんて、全然なかったもんなぁ……。

自撮りのテクニックって、その名の通り《自分で自分を撮るうえで初めて必要になるもの》だよなと、この記事を書きながら改めて思いました。だからこの手のことは、本来フォトグラファーよりインスタグラマーやユーチューバーの得意分野で、きっと彼ら・彼女らは、もっと高度なテクニックを持ってるはず^^

 

インスタグラマーでもユーチューバーでもなく、フォトグラファー兼ブロガーという立場で、必要に迫られて蓄積されたテクニック達。また新たなシチュエーションでの撮影で経験値がアップしたら、この記事を更新していきたいと思います!

 

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この記事を書いた橘花(kikka)ってこんな人